dカード PLATINUMは年会費に見合う?特典とポイント還元率をゴールドと比較して分かった3つのボーダーライン

dカード PLATINUMは年会費に見合う?特典とポイント還元率をゴールドと比較して分かった3つのボーダーライン

ドコモのクレジットカード「dカード」の新たなラインナップとして「dカード PLATINUM」が追加されることが発表されました。

2024年11月25日から発行申込みの受付が始まります。

dカードゴールドを持っている人はプラチナに切り替えた方がお得なのかが気になるところですよね。

また、dポイントはJALマイルに交換できるので、JALマイラーとしても新しく登場するプラチナカードがどのくらいお得なのか興味津々です。

そこで、公式発表の資料を基に、dカード PLATINUMがどのくらいお得なのか、その特典内容とポイント還元率をゴールドと比較してみました。

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dカード PLATINUMはこんな人におすすめ

dカード PLATINUM

dカードプラチナをゴールドと一般とザッと比較するとこんな感じです。

PLATINUMGOLD一般
年会費29,700円11,000円0円
通常ポイント還元率1%1%1%
ドコモ料金還元10〜20%10%1%
年間利用特典最大4万円最大1万円
クレカNISA積立最大3.1%最大1.1%最大1.1%

大きな違いは年会費とドコモのサービス料金を支払った時のポイント還元率で、通常のポイント還元率は1%で同じです。

このことから、ドコモサービス料金支払いの還元、年間利用特典、クレカ積立の恩恵をどのくらい受けられるかが見極めのポイントになるのですが、その具体的なボーダーラインは以下の3つ。

  • ドコモサービス利用料金支払い年間187,000円(税抜)以上、かつdカードでの月間ショッピング利用額が20万円以上
  • マネックス証券のクレカ積立でNISA口座に月78,000円以上の積立、かつdカードでの月間ショッピング利用額が20万円以上
  • dカードでの年間ショッピング利用額が300万円以上

これらの何れかに当てはまればゴールドよりもプラチナの方がお得になります。

携帯電話回線やインターネット光回線をドコモにまとめているなど、ドコモのサービスを多用していて年間のサービス利用料の支払いが多く、かつdカードでのショッピング利用額が多い人におすすめです。

それに加えて、空港ラウンジやレストラン優待などプラチナカード限定の特典にも魅力を感じるならdカード PLATINUMのオススメ度はさらに上がります。

それらに当てはまらない場合は、コストパフォーマンスの高いゴールドが賢い選択となるでしょう。

dカード PLATINUMとGOLDのスペック比較

dカードPLATINUMのカードフェイス
dカード PLATINUM
dカードGOLDのカードフェイス
dカード GOLD

dカードのプラチナとゴールド、その大きな違いは年会費とドコモのサービス利用料金支払いに対するポイント還元率にあります。

dカード GOLDは年会費11,000円(税込)でドコモ料金支払いに対するポイント還元率が一律10%なのに対して、dカード PLATINUMは年会費29,700円(税込)とゴールドよりも約2万円高くなっていますが、ドコモ料金支払いに対するポイント還元率がショッピング利用額に応じて最大20%と強化されています。

PLATINUMGOLD
年会費(税込)29,700円11,000円
家族カード(税込)1枚目 無料
2枚目以降 1,100円
1枚目 無料
2枚目以降 1,100円
ETCカード無料無料
通常ポイント還元率1%1%
ドコモ回線、光、月額サービス料金ポイント還元10%〜20%10%
ドコモでんきGreen料金ポイント還元6%〜20%6%〜10%
ahamoボーナスパケット+5GB+5GB
年間利用額特典年間100〜400万円利用で1万〜4万円相当年間100万円利用で1万円相当
eximoポイ活10%5%
dカード積立(マネックス証券)最大3.1%最大1.1%
レストラン優待(招待日和)
空港カードラウンジ
プライオリティ・パス◯(年10回まで)
dカードケータイ補償最大20万円最大10万円
国内旅行保険最大5,000万円最大5,000万円
海外旅行保険最大1億円最大1億円
お買物あんしん保険年間500万円まで年間300万円まで

「eximo ポイ活」を契約している場合は、通常ポイントや年間ご利用額特典の他にdカードプラチナでの支払いに対して10%ポイント還元があります。(dカードゴールドは5%還元)

プラチナカードらしくプライオリティ・パスが付帯しているのはマイラー的には注目ポイントですね。年間10回までの利用制限付きですが、毎月海外へ飛び回っている、なんて人以外なら事足りるでしょう。その一方で、コンシェルジュサービスが無いのはちょっと残念ですが、年会費からすると仕方なしというところでしょうか。

全国約200店舗のレストランで、2名以上の利用で1名分が無料になる「レストラン優待サービス(ダイニングby招待日和)」も使い勝手が良いサービスです。

dカードで購入した携帯電話の紛失や全損などを補償する「dカードケータイ補償」と、dカードで購入した品物の盗難や破損などの損害を補償する「お買物あんしん保険」の補償額も増額されています。

dカード PLATINUMの主なメリット
  • ドコモの携帯電話回線や光回線、電気などの利用料金支払いで最大20%ポイント還元
  • マネックス証券のクレカ積立で最大3.1%ポイント還元
  • 前年のショッピング利用額に応じて最大40,000円相当の「年間ご利用特典」がもらえる
  • プライオリティ・パス(年間10回まで)などプラチナ限定の付帯サービス

dカードプラチナの注目すべきところは強化されたポイント還元ですが、その還元率は毎月のショッピング利用額に応じて変わります。

最大のポイント還元率を得るためには、dカードでの月間ショッピング利用額が20万円以上必要なので、それが見込める人には魅力的な1枚になりそうです。

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ドコモの携帯電話回線や光回線、電気などの利用料金支払いでdカードプラチナは最大20%ポイント還元

携帯電話回線、光回線、月額サービスの料金支払いで最大20%ポイント還元

ドコモの携帯電話回線(ahamoとirumo除く)やドコモ光、月額サービスなどの料金支払いに対するポイント還元率は、一律10%だったdカードゴールドとは違い、dカードプラチナは毎月のショッピング利用額に応じて10%〜20%になります。

毎月のショッピング利用額PLATINUMGOLD
入会初年度
(利用額不問)
20%10%
2年目以降
10万円未満
10%10%
2年目以降
10万円以上20万円未満
15%10%
2年目以降
20万円以上
20%10%

入会初年度はショッピング利用額の制約無しに一律で20%還元ですが、2年目以降は利用額が月に10万円未満だとゴールドと同じ10%なのでプラチナの意味がありません。

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ドコモでんき Greenの料金支払いでdカードプラチナは最大20%ポイント還元

ドコモでんき Greenの利用料金支払いに対して、中部・関西・九州エリアで最大10〜20%、それ以外のエリアで最大6〜12%還元になります。

こちらもdカードプラチナは月間ショッピング利用額に応じて還元率が変動し、月20万円以上で最大の還元率になります。

対象エリア 北海道電力エリア・東北電力エリア・東京電力エリア・北陸電力エリア・中国電力エリア・四国電力エリア

毎月のショッピング利用額PLATINUMGOLD
入会初年度
(利用額不問)
最大12%最大6%
2年目以降
10万円未満
最大6%最大6%
2年目以降
10万円以上20万円未満
最大9%最大6%
2年目以降
20万円以上
最大12%最大6%

対象エリア 中部電力エリア・関西電力エリア・九州電力エリア

毎月のショッピング利用額PLATINUMGOLD
入会初年度最大20%最大10%
2年目以降
10万円未満
最大10%最大10%
2年目以降
10万円以上20万円未満
最大15%最大10%
2年目以降
20万円以上
最大20%最大10%

入会初年度はショッピング利用額の制約無しに一律で最大20%または最大12%還元ですが、2年目以降は利用額が月に10万円未満だとゴールドと同じ還元率になってしまうので、これまたプラチナの意味が無くなります。

年会費に見合うボーダーライン

ドコモサービス利用料金支払い年間187,000円(税抜)以上、かつdカードでの月間ショッピング利用額が20万円以上

dカードプラチナで月間ショッピング利用額が20万円以上になれば還元率が最大の20%(ドコモでんきGreenの最大還元率も20%とした場合)になります。

その上で、ドコモサービスの利用料金支払いが年間187,000円(税抜)以上になれば、プラチナとゴールドの年会費の差額29,700円ー11,000円=18,700円の元を取れる計算です。

月平均で約15,600円(税抜)、税込だと約17,200円/月です。

ドコモ料金支払
(年額)
還元率還元ポイント
PLATINUM187,000円(税抜)20%37,400P
GOLD187,000円(税抜)10%18,700P

dカードプラチナの月間ショッピング利用額が月間10万円以上20万円未満に留まった場合はプラチナの還元率が15%になるので、ドコモ料金支払い年間249,400円(税抜)以上がボーダーラインになります。

ドコモでんきの利用を前提に考える場合、利用エリアが中部、関西、九州以外の場合はプラチナの最大還元率が12%になるので、ボーダーラインの額が上記の試算より増えます。

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マネックス証券のクレカ積立でdカードプラチナは最大3.1%ポイント還元

マネックス証券においてdカードで投信積立ができる「クレカ積立」の毎月の積立額に対して最大3.1%ポイント還元されます。(年間最大37,200ポイント)

NISA口座と課税口座の両方が対象で、それぞれの還元率に違いがありますが、ここでは需要が強そうなNISA口座に絞って記載します。

これも、dカードプラチナは毎月のショッピング利用額に応じて還元率が変動し、月20万円以上で最大の還元率になります。

毎月のショッピング利用額PLATINUMGOLD
入会初年度3.1%1.1%
2年目以降
10万円未満
1.1%1.1%
2年目以降
10万円以上20万円未満
2.1%1.1%
2年目以降
20万円以上
3.1%1.1%
NISA口座の還元率

入会初年度はショッピング利用額の制約無しに一律で3.1%還元ですが、2年目以降は利用額が月に10万円未満だとゴールドと同じ10%なのでプラチナの意味が無くなります。

年会費に見合うボーダーライン

マネックス証券のクレカ積立でNISA口座に月78,000円以上(年額936,000)の積立、かつdカードでの月間ショッピング利用額が20万円以上

dカードプラチナで月間ショッピング利用額が20万円以上になれば還元率が最大の3.1%になります。

その上で、マネックス証券でのクレカ積立(NISA口座)で毎月78,000円以上を積立れば、年間でのポイント還元でプラチナとゴールドの年会費の差額29,700円ー11,000円=18,700円の元を取れる計算です。

NISA口座積立
(年額)
還元率還元ポイント
PLATINUM936,000円3.1%29,016P
GOLD936,000円1.1%10,296P

dカードプラチナの月間ショッピング利用額が月間10万円以上20万円未満に留まった場合はプラチナの還元率が2.1%になるので、毎月116,000円以上の積立がボーダーラインになります。

NISA口座以外の課税口座もポイント還元の対象ですが、プラチナのポイント還元率が違います。

dカードPLATINUMの前年ショッピング利用額に応じて最大40,000円相当の特典がもらえる

dカードプラチナの前年のショッピング利用累計額100万円毎に10,000円相当、最大40,000相当の「年間ご利用特典」がもらえます。

PLATINUMGOLD
年間100万円利用10,000円相当の特典10,000円相当の特典
年間200万円利用20,000円相当の特典
年間300万円利用30,000円相当の特典
年間400万円利用40,000円相当の特典

特典としてもらえるのは、おそらくdポイントではなく、dカードゴールドの運用と同じく、dショッピングやソニーストア、花王、高島屋、ふるさとチョイスなどで使えるクーポンだと思われます。

dカードの年間ご利用特典クーポン交換先
年会費に見合うボーダーライン

dカードでの年間ショッピング利用額が300万円以上

dカードプラチナで年間300万円以上のショッピング利用額を見込めれば30,000円相当の特典をもらえるので、それだけで年会費29,700円の元が取れます。

年間300万円なら月平均25万円なのでポイント還元が最大になる毎月20万円以上のボーダーラインをクリアできる可能性も高いでしょう。それに加えてプラチナカード限定の特典メリットも享受できるので、もうこれだけでプラチナにする価値が十分にあると思います。

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dカード PLATINUMのまとめ

新たに登場するdカードPLATINUMは年会費29,700円(税込)に見合う価値があるのか?、特典内容とポイント還元率をゴールドと比較して考えてみました。

その比較から分かった、プラチナをおすすめできるボーダーラインは以下の3つ。

  • ドコモサービス利用料金支払い年間187,000円(税抜)以上、かつdカードでの月間ショッピング利用額が20万円以上
  • マネックス証券のクレカ積立でNISA口座に月78,000円以上の積立、かつdカードでの月間ショッピング利用額が20万円以上
  • dカードでの年間ショッピング利用額が300万円以上

これらの何れかに当てはまる人は、dカードゴールドよりもプラチナの方が享受できるメリットが大きくなります。

鍵となるのはdカードで月間20万円以上決済する見込みがあるかどうか。少なくとも10万円以上は無いと年会費負けするので、そういう人はゴールドで十分ということになります。

基本的にはドコモのサービスを良く利用する人にフィットしやすい設計のクレジットカードなので、dカードの月間利用額とドコモサービスの利用具合を鑑みて年会費に見合うメリットを見出せるか検討すると良いでしょう。

参考 報道発表資料「dカード PLATINUMの提供を開始」

dカードプラチナの新規発行、切り替えはポイントサイト経由がお得

dカードゴールドはポイントサイトでの還元率が比較的高いので、プラチナも高還元が期待できる可能性大です。

ハピタス

これまで、ゴールドの還元額は1万円相当を超えることが何度もあったので、プラチナはそれ以上を期待できるかもしれません。新規発行や切り替えをする時はポイントサイトを必ずチェックしてください。

dカードゴールドのポイントサイト案件は一般カードからの切り替え(アップグレード)もポイント還元の対象になっているので、おそらく一般カードやゴールドからプラチナへの切り替えも対象になると思われます。

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もず
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